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ナイロビの蜂

東南アジアには何度か出かけたことがあっても、アフリカには一度も行ったことがない。
わたしのまわりの友人も、エジプトに行ったことがある人はいるが、アフリカ諸国にまで行ったことがある人はいない。
わたしにしたって、「ナイロビってどこ?ケニアだっけ?」といったレベルである。(^^;

映画「ナイロビの蜂」(原題:The Constant Gardener)は、活動家の妻の死をきっかけに、製薬会社と政界の癒着を暴こうと奮闘する高等弁務官の姿を描いたものである。
実際にあった話をもとにしたものらしい。
企業の倫理感の欠如と権力者の横暴がテーマだが、話の背景には夫の妻への愛があって、それが物語を深くしている。まぁ、ちょっとわかりにくくもしているが・・・(^^;;。

レイチェル・ワイズがいい。
ハムナプトラシリーズで、ちょっとおっちょこちょいだが気の強い妻の役をやったが、ここではさらに、正義感を持った情熱的な活動家を演じている。
はまり役だと思う。
この人、実際は(というか役から離れた時は)さして美人じゃない。
むしろ野暮ったい、おばさんぽい感じを受けたが、どういうわけか映画の役となると魅力的に写る不思議な女優さんである。
この映画のワンシーンでは、妊婦姿のヌードを披露しているが(笑)、あれ、どうやって撮ったんだろう?
本当に妊娠していたのだろうか?
CGだとしたら、とても自然であった。

レイフ・ファインズも、最初は庭いじりが趣味の、優しいだけのご主人を演じているが、次第に顔つきが変わってくる役を好演している。彼ならではだと思う。

気楽に観れるようなタイプの映画ではなく、ちょっとわかりにくい展開もあるが、普段あまり目を向ける機会のなかったアフリカの現状を疑似体験できるだけでもいいと思う。

ラストが意外であったが、いろいろ考えることのできる作品である。




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