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RA107

ホンダF1のニューマシンのカラーリングを見て、あまりの奇抜さにしばらく言葉を失うほどびっくりしたが、見れば見るほど「なるほど〜!」という思いと、「う〜ん・・・・」という思いが交錯する不思議なカラーリングである。

F1-LIVE.comに載ったHonda Racing F1 Teamのプレスリリースによれば、今回のマシンコンセプトは以下の通りらしい。

<新しいマシンカラーリングの採用>
● マシンへのスポンサーロゴの露出を廃止(※)し、環境問題に直面する地球をイメージしたカラーリングとした。

<イメージのライセンス化>
● パートナー企業に対し、マシンおよびロゴの使用をライセンス化することで、マーケティングツールとしての活用を可能とした。

<協賛金の寄付>
● 協賛金(スポンサーフィーやライセンスフィー)の一部を、環境保護団体などへ寄付を行う。

<Webサイト上でのチャリティー展開>
● 新たに設けるWebサイト(www.myearthdream.com)上で、一般の人々がマシンのピクセルを購入することで参加できるチャリティーを展開する。

(※)レギュレーションで定められているノーズへのマニュファクチャラーロゴ(Hマーク)と、全チームにタイヤ供給を行うブリヂストンロゴ、チャリティーを募るmyearthdream.comのアドレスのみマシンに施される。

Honda Racing F1 Teamは、これまでのパートナー企業に加え、今回新たにユニバーサル・ミュージック社、ゲータレードブランドを扱うペプシコ社、フィラ社、IBM社、インストロン社、オリバースウィーニー社、パーキンエルマー社、昭和電工株式会社、テュフズード社、GFアジェ・シャルミー社ともパートナーシップを組む。

補足:
1) Hondaの環境への取り組み一例
● 1972年 CVCC (Compound Vortex Controlled Combustion)エンジンを発表。Hondaは、世界で初めて、米国マスキー法排出ガス規制値をクリアし、その後このエンジンは、他の自動車メーカーに技術供与された。
● 1976年 工場の周りに28万本の植林を行う活動を日本で開始。
● 1999年 Honda初、ハイブリッドカー“インサイト”を発売。北米、ヨーロッパでのハイブリッド車の上市は、インサイトが初となる。
● 2007年 Civic GXをEPA(米国環境保護庁)が“最もクリーンなエンジン”と認定。

2) HondaのF1参戦体制
● Honda Racing F1 Teamは、Hondaのフルワークスチームである。RA107は、イギリスと日本におけるエンジニアの素晴らしいチームワークにより、10カ月で開発された。チームは、2006年シーズン後半から著しい進歩を遂げ、今シーズンはワールドチャンピオン獲得という目標を持っている。


古い話を持ち出せば、今は亡きコーリン・チャップマンロータスをスポンサーのゴールドリーフタバコのカラーに塗る前は、マシンはコンストラクターのナショナルカラーに塗るのが一般的であったのである。
有名なナショナルカラーといえば、イタリアの赤、ドイツの銀、イギリスの緑、フランスの青・・・などであるが、我が日本は白地に赤のアクセント・・・いわゆる『日の丸』カラーであった。

昨年までのホンダのスポンサーはラッキーストライク。
「555」を売りたい中国GPを除けば、ちょうど日本のナショナルカラーと合致する白地に赤・・・しかも日の丸デザインであった。
(ちなみにスーパーアグリも白と赤だった。)

ラッキーストライクを失った今年、カラーリングがどうなるのか大変気になっていたが、まさかこういう手法でくるとは思っていなかったのである。
スポンサーカラーでも、ナショナルカラーでもない、『アースカラー』で強烈な印象を与えることに成功したと思う。
これでマシンが速く、強ければ言うことないんだけどねぇ・・・(^^;

カラーリングのセンスはともかく、新しいスポンサー契約の手法を取り入れたホンダの活動は、「金持ちの道楽」と見られがちなモータースポーツに新風を巻き起こす気がする。








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